MTGやハースストーン等のスタン落ちとは?【今更聞けないカードゲームの事】

スタン落ちとは?

スタンダード落ちを略したものになります。

スタンダードとは、カードゲームを遊ぶためのフォーマットです。

大抵の場合、最新のカードセットから何年か前のものが使用可能になっています。

スタン落ち、というのはスタンダードというフォーマットで使用不可能になる、ということです。

目的はゲームバランスの調整が主で、カードプールを狭めることで調整が容易になるわけです。

もう一つの目的としては過去の強力すぎるカードばかりが環境にのさばり、カードパックが売れなくなることを防ぐことがあげられます。

MTGのスタン落ちとは?

MTGにおいてスタン落ちはかなり前に制定されました。

ローテーションによってスタンダードは循環していき、常に新鮮な環境を味わうことが可能です。

つい最近、このローテーションが改善され、半年に一度スタン落ちの方式から、一年に一度スタン落ち形式に変わりました。

これによって、より長くカードを使うことが出来るようになりました。

これはユーザーコミュニティから発せられる「環境についていくのが大変だ」という声に従い、MTGの開発会社が改正したものです。

ハースストーンのスタン落ちは?

ハースストーンのスタン落ちは一年に一度、新年度と共に訪れます。

MTGと異なる点は基本セットのカードとベーシックのカードは決してスタン落ちしないというところです。

言い換えれば、ベーシックのカードパックは恒久的な価値を持ちます。

その方式としては、新年度最初の拡張セットが導入されると同時に二年前に発売されたカードセットがスタン落ちになります。

また、ハースストーンのスタン落ちはデジタルカードゲームならではの特質を備えています。

それは、ランダムに変身するミニオンやランダムに現れるミニオンです。

「旧神のささやき」で登場したレジェンドミニオン、「変身者ゼラス」を例に取りましょう。

ゼラスは、手札にいる限り毎ターンランダムなミニオンに変身するという能力を持っています。

しかし、これはスタンダードルールが適用する場所ではスタン落ちしたミニオンにはなりません。

このように、スタン落ちしたカードはランダムの候補からも消えるのです。