ファミコンの名作スポーツゲーム5選

数多あるファミコンソフトの中でも

大人数で盛り上がれるのは、

なんといってもスポーツゲームでしょう。

いわゆるファミコン世代の方々は子供時代、

友人達と白熱した対戦で盛り上がったのでは

ないでしょうか。

ここでは、ファミコンのスポーツゲームの中でも

名作と謳われる5作品についてご紹介致します。

1. 『ハイパーオリンピック』

ファミコンのスポーツゲームは

球技からレースまで、

非常に幅広い種類が取りそろえられています。

その中でもまず最初にご紹介したいのが、

ハイパーオリンピックです。

1983年、コナミより発売された

アーケード版の移植版になります。

オリンピック種目の内、

100m走、やり投げ、走り幅跳び、走り高跳び、ハンマー投げ、110mハードル走が

取り入れられています。

操作は基本的にRUNとJUMPの2種類で、

ボタンを速く連打すればするほど速く走れるようになっています。

当時、このゲームのために連打ブームが起こり、

コントローラがすり減っている家庭もありました。

価格はコントローラ等含め、

およそ6,500円と高価でしたが、

おそらくファミコン世代の多くが熱狂したゲームのはずです。

2. 『プロ野球ファミリースタジアム』

1986年にナムコより発売されたファミコン用ソフトです。

その後の野球ゲームの原型を作ったとも言われる名盤です。

野球ゲームとしては当時、唯一任天堂製作の「ベースボール」がありましたが、

当時のROM容量の問題からあまりユーザーの満足のいくものではありませんでした。

「ファミスタ」は、守備操作を取り入れたり、

各選手に名前をつけたりするなど、ユーザーの不満を一気に解決する

ゲームとして急激に家庭に浸透していきました。

操作は現在の野球ゲームとほぼ同様で、

バッティングから走塁・盗塁、守備の移動などを

すべて網羅する画期的なものでした。

野球に興味がなくても、このゲームだけは友人とやった、

このゲームで野球のルールを覚えたという方も多いのではないでしょうか。

3. 『キャプテン翼』

漫画作品「キャプテン翼」をモチーフとした

サッカーゲームです。

当初1986年発売予定でしたが、

延期に延期が重なり、発売されたのは

結局原作終了後の1988年でした。

サッカーゲームは当時すでに存在していましたが、

このゲームではキャラクターが漫画の登場人物ということもあり、

読者にとって愛着のわくものでした。

内容も、原作の「中学性編」「Jr.ユース編」を

ほぼすべてカバーしており、主に原作ファンが夢中になったようです。

「ガッツ」と呼ばれる経験値を各キャラクターが

溜めていき、それを消費することによって

必殺シュートを放つという、当時としては画期的な

要素が確立された作品でもあります。

またこの必殺シュートは原作のものを

忠実に再現しており、漫画やアニメ原作の

ゲームは面白くないという風潮の中、

この作品だけは暖かく迎えられたようです。

4. 『ファミリーボクシング』

ナムコ制作のファミコン初、本格ボクシングゲームです。

前後左右への移動はもちろん、

ボクシングの基本的なパンチ動作、

ユニークな必殺技が魅力となっています。

こちらは一人というよりは

二人以上で対戦して楽しむためのゲームだったと言えるでしょう。

5. 『TENNIS』

名前の通り、テニスゲームです。

当時はテニスゲーム自体が少ない上、

任天堂制作と言うことでクオリティも高く、

かなりやり込めるゲームだったのではないでしょうか。

こちらも二人以上で対戦するのが

お約束だったようです。

「マリオテニス」など、

後のテニスゲームのひな形となった作品といっても

過言ではありません。

いかがでしたでしょうか。

最近の子供がファミコンと聞くと、

ドット絵のマリオやドンキーコングをイメージするかもしれませんが、

スポーツゲームもかなりの種類が発売されています。

ゲームを通してスポーツのルールを覚えたという方も

少なくないはずです。

この機会に押し入れのファミコンを引っ張り出して

当時を懐かしみながら

やってみてはいかがでしょうか。